AfterShokzの骨伝導ワイヤレスヘッドホンを愛用しているいちまりです。
AfterShokzは骨伝導技術の特許を多数取得していることで有名。
耳をふさがず音楽を聴ける骨伝導ワイヤレスヘッドホンを数々リリースしています。

というわけで本記事では、「【AfterShokz比較レビュー】おすすめの骨伝導ワイヤレスヘッドホンはどれだ?」についてまとめていきます。
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AfterShokz骨伝導ワイヤレスヘッドホンの比較
AfterShokzから発売されている骨伝導ワイヤレスヘッドホンは全4種。
価格帯や機能が大きく異なります。
製品名 | 定価(税別) | 重さ | 骨伝導技術 | 防塵防水性能 | 連続再生 | ワイヤレス方式 | 素材 | 充電ポート | 日本語アナウンス |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Aeropex![]() ![]() | 18,180円 | 26g | 第7世代 | IP67 | 8時間 | Bluetooth V5.0 | フルチタニウム | オリジナルマグネット式充電 | ○ |
Air![]() ![]() | 13,880円 | 30g | 第5世代 | IP55 | 6時間 | Bluetooth V4.2 | フルチタニウム | Micro USB | ○ |
OpenMove![]() ![]() | 9,090円 | 29g | 第7世代 | IP55 | 6時間 | Bluetooth V5.0 | チタン合金製ヘッドバンド ポリカーボネート製イヤーフック | USB-C | ○ |
Titanium![]() ![]() | 8,880円 | 36g | 第5世代 | IP55 | 6時間 | Bluetooth V4.1 | チタニウム製ヘッドバンド ポリカーボネート製イヤーフック | Micro USB | × |
どの製品も見た目には同じような印象を受けますが、細かくみてみるとそれぞれ特徴がありますので、ひとつずつ紹介していきますね。
Aeropex
AeropexはAfterShokzの骨伝導ワイヤレスヘッドホンの中でも、最も性能が優れた製品です。
防水性能はワイヤレスイヤホンで最高クラスのIPX7を備えています。

重量も26gと最軽量のヘッドホンなので、着けてる感じがしません。

ユニット部分は前作Airから30%小型化されており、顔に当たる面積が小さいため装着の圧迫感がありません。

ストレスなく装着でき、ランニングなどのスポーツに最適なヘッドホンに仕上がっています。

バッテリーは8時間の連続再生が可能。約2時間の充電で満充電となります。
前作Airと比較すると、2時間ほど連続再生時間が長くなりました。

充電にはオリジナルのマグネット式充電ケーブルを使用します。

Aeropexの完全オリジナルなので、他のデバイスのケーブルを代わりに使うことができないのがデメリットです。
とはいえ、マグネット式なのでパチっと簡単に充電が可能なのが嬉しいポイント。

充電ケーブルの故障に備え、最初から2本梱包されていることもメーカーの配慮を感じます。
装着イメージは以下のとおり。

繰り返しになりますが、ユニットが小型で軽いので、装着の疲労感は感じにくくなっています。
しかも、イヤーフックは柔軟性に優れたチタンフレームでできていて、優しく耳にフィットするんですよね。
AfterShokz独自の「PremiumPitch2.0+™」という技術により、振動が少なくなっており、音漏れが前作より50%カットしているのもグッドポイントです。
操作はボタン式です。3つのボタンを使用します。


- マルチボタン:1回クリック→音楽再生/停止
- マルチボタン:2回クリック→次の曲にスキップ
- マルチボタン:3回クリック→前の曲にスキップ
- +ボタン:1回クリック→音量プラス
- −ボタン:1回クリック→音量マイナス
- +ボタン:2〜3秒長押し→電源オン/オフ
- +−ボタン同時押し:3秒長押し→イコライザー切り替え
AfterShokzは振動ユニットが頬骨に対して最適な角度を維持し、より深みのある低音が聴けるようになっています。
それでいて中音域から高音域を得意としており、クリアに音が聞こえます。
他のAfterShokzのヘッドホンと比較しても抜群に音が良いので、耳をふさがず最高峰の音質を楽しみたい人におすすめです。
音質 | (5.0) |
---|---|
連続再生時間(8時間) | (5.0) |
防水性能(IPX7) | (5.0) |
充電形式(オリジナルマグネット式) | (4.0) |
振動・音漏れ | (4.5) |
総合評価 | (5.0) |

Air
Airはチタンフレームにより、激しい運動でもしっかり耳にフィットする骨伝導ワイヤレスヘッドホン。
全体的な性能はAeropexにやや劣りますが、その分価格が抑えられています。
防水性能はIPX5を備えています。


重量は30g。かなり軽いヘッドホンとして仕上がっています。
AfterShokz TREKZ AIRの重量は、たったの30g。身につけているのを忘れるほどの超軽量です。しっかり後頭部からホールドするので、激しいスポーツをしていても落ちることなく安心してご使用できます。https://t.co/D8UfDiAlyF#TREKZAIR #骨伝導ヘッドホン pic.twitter.com/tUFU2FMnFr
— AfterShokz (@AfterShokzJapan) October 17, 2018
イヤーヘッドからヘッドバンドまで、耐久性と柔軟性に優れたチタンフレームでできているので、耳にしっかりフィットします。


バッテリーは6時間の連続再生が可能です。約2時間で満充電となります。
充電にはMicro-USBを使用します。


Mac Bookなどで使用している汎用性の高いUSB-Cに対応していないのは少々残念な点です。
装着のイメージは以下のとおり。
AfterShokz Trekz Air
はじめて骨伝導イヤホンを試用しております。30gの超軽量ボディながら、6時間持つバッテリー🔋搭載。コネクタ、ボタン周りも水や塵に強い造りです。
耳を塞がず、安全にトレーニングできますね💪
ぜひ手にとって見てみてください!@AfterShokzJapan
@AfterShokz pic.twitter.com/j1mB8C5HG4— Masayuki Shibata / 柴田雅之 (@gf2masadon) December 4, 2018
ヘルメットやメガネ、サングラスをかけても干渉せずに使用することが可能です。
柔軟性に優れたチタンフレームが優しく耳にフィットしますし、30gと軽量なのでつけ心地もまずまずです。
操作はボタン式で、マルチボタン、プラスボタン、マイナスボタンの計3つのボタンを使用します。
- マルチボタン:1回クリック→音楽再生/停止
- マルチボタン:2回クリック→次の曲にスキップ
- +ボタン:1回クリック→音量プラス
- −ボタン:1回クリック→音量マイナス
- +ボタン:2〜3秒長押し→電源オン/オフ
- +−ボタン同時押し:3秒長押し→イコライザー切り替え
Airは独自の「PremiumPitch+™」によって、骨伝導技術としては異例の高音質を実現しています。
一般的なヘッドホンと比較すると音の解像度や低音の迫力には欠けますが、ランニングなど「何かをしながら」音を楽しむには十分な音質。
しかしながら、後から発売された機能性に優れたAeropex、コスパに優れたOpenMoveと比較すると差別化できるポイントがなく、購入のメリットがあまり見出せない状況となっています。
音質 | (4.0) |
---|---|
連続再生時間(6時間) | (4.0) |
防水性能(IPX5) | (4.5) |
充電形式(Micro-USB) | (4.0) |
振動・音漏れ | (4.0) |
総合評価 | (4.0) |
OpenMove
OpenMoveはAeropexの良いところをできるだけ取り入れつつ、コスパに優れた製品に仕上がっています。
防水性能はIPX5を備えています。


重量は29gとAeropexには及びませんが、それに次ぐ軽量設計のヘッドホンとなっています。


ユニット部分はかなり小型化されており、スタイリッシュな形状です。


ヘッドバンドが耳のそばを締め付け固定されるので、激しい運動でもずれることはありません。


バッテリーは6時間の連続再生が可能。
電源を切らず待機させたままにしても、10日間もバッテリーが持ちます。


充電にはAfterShokzの製品で唯一、USB-Cを使用します。


USB-Cは他のデバイスとも共通で利用でき、汎用性が高いのでありがたいところ。
装着イメージは以下のとおりです。


ユニットが29gと軽く卵形で小さいので、装着の疲労感は感じにくい構造です。
ただし、Aeropexに比べると少々締め付けが強く感じます。
ヘッドバンドはチタンフレームなんですが、イヤーフックはプラスチックの一種であるポリカーボネートが使用されています。
耳に当たる部分が少々硬いので、長時間つけていてもし痛みを感じてきたら、ヘッドバンドの位置を調整する必要がありそうです。


骨伝導技術は、Aeropexと同等の第7世代の技術が使われています。
そのため振動が少なく、AirやTitaniumと比較すると音漏れも少なく仕上がっています。
操作はボタン式です。一見ボタンに見えないマルチボタンと、その他2つのボタンを使用します。




- マルチボタン:1回クリック→音楽再生/停止
- マルチボタン:2回クリック→次の曲にスキップ
- マルチボタン:3回クリック→前の曲にスキップ
- +ボタン:1回クリック→音量プラス
- −ボタン:1回クリック→音量マイナス
- +ボタン:2〜3秒長押し→電源オン/オフ
- +−ボタン同時押し:3秒長押し→イコライザー切り替え
OpenMoveは第7世代のテクノロジーが採用されているので、AfterShokzの製品の中でも高音質となっています。
一般的なイヤホンには劣りますが、骨伝導ワイヤレスヘッドホンが弱いとされる低音も比較的よく聞こえます。
しかしながら、若干全体的にこもった音に聞こえAeropexほどの音質ではない印象。
とはいえ、AfterShokzの製品で初めて3種のイコライザーが搭載され、シーンに合わせて音質を選ぶことができるようになるなど、より自分に合った音を楽しむことができるようになりました。
- スタンダードモード…通常の音声モード
- ボーカルモード…オーディオブックやポッドキャスト、電話会議に最適
- イヤプラグモード…航空機内などで耳栓をした際に最適
OpenMoveは価格を抑えつつ、Aeropexの良い部分を取り入れ、AirやTitaniumよりも高い性能を持つ逸品です。
とにかくコスパが良いので、初めて骨伝導ヘッドホンを使い始めたい人におすすめです。
音質 | (4.5) |
---|---|
連続再生時間(6時間) | (4.0) |
防水性能(IPX5) | (4.0) |
充電形式(USB-C) | (5.0) |
振動・音漏れ | (4.5) |
総合評価 | (4.5) |



Titanium
TitaniumはAfterShokzの骨伝導ワイヤレスヘッドホンの中でも、最も古参で安価な製品。
防水性能はIPX5を備えています。


重量は36gと最重量。とはいえ、両耳でヘッドホンを支えるので、気になるほどの重さではありません。


ユニット部分はクッション性があり、長時間の装着でも耳が痛くなりにくくなっています。


最古参とはいえ、フィット感も問題なく、耳のそばでスピーカーから音楽が聞こえるような感覚で楽しめます。


バッテリーは6時間の連続再生が可能。


充電にはMicro-USBを使用します。
汎用性が高いUSB-Cを使用できないのはマイナスポイントですね。


装着すると以下のようなイメージに。


ユニットは他のヘッドホンに比べると大きいのですが、顔に接する面積が大きいことに加えクッション性があるので、長時間でも痛くなりにくくなっています。
ただし、OpenMoveと同様にイヤーフックにはプラスチックの一種であるポリカーボネートが使用されています。
耳に引っ掛ける部分が少々柔軟性に欠けるので、耳が痛くなる場合は随時バンドの位置を調整する必要があります。


また、他の製品に比べると振動が大きいです。
音量を大きくすると重低音に合わせてズンズン振動が伝わってきます。
操作はボタン式です。3つのボタンを使用します。




- マルチボタン:1回クリック→音楽再生/停止
- マルチボタン:2回クリック→次の曲にスキップ
- マルチボタン:3回クリック→前の曲にスキップ
- +ボタン:1回クリック→音量プラス
- −ボタン:1回クリック→音量マイナス
- +ボタン:2〜3秒長押し→電源オン/オフ
- +−ボタン同時押し:3秒長押し→イコライザー切り替え
Titaniumは次世代機種のAirと同様にPremiumPitch+™技術を使用しており、骨伝導による音とは思えないようなサウンドを実現しています。
最古参の機種であるとはいえ、割れるような音質ではありませんし、中高音域はクリアに聞こえます。
低音は他の製品と同様に弱いのですが、2種のイコライザー切り替えにより、音質を選べるのも魅力的。
- 低音を増幅させる音質
- 高音が目立つシャープな音質
Titaniumは、とにかく安さを求める人におすすめです。
音質 | (4.0) |
---|---|
連続再生時間(6時間) | (4.0) |
防水性能(IPX5) | (4.0) |
充電形式(Micro-USB) | (4.0) |
振動・音漏れ | (4.0) |
総合評価 | (4.0) |



AfterShokzの骨伝導ワイヤレスヘッドホン おすすめランキング
AfterShokzの骨伝導ワイヤレスヘッドホン全4種について性能と価格を考慮した結果、私が選ぶおすすめベスト3は、以下のとおりになりました。
- Aeropex
- OpenMove
- Titanium
1位 Aeropex


Aeropexは他のヘッドホンよりも性能が優れています。
特に注目したいポイントは以下の2点です。
- 音が抜群に良い
- とにかく軽い
Aeropexは、音が抜群に良いんです!
他の骨伝導ワイヤレスヘッドホンと比較しても、音質の良さは一線を画します。
音の解像度は高く、非常にクリアに聞こえるんですよね。
それにとにかく軽い!
ユニットも小さいので、着用しているストレスが皆無なんですよね。
他のヘッドホンはわずかでも締め付けている感じがするんですが、Aeropexにはそれがないんです。
それでいてしっかりフィットしているので、ずれ落ちることもありません。
価格は1番高く、2万円近くしてしまうんですが、その差を埋められるほどの満足感があります。



2位 OpenMove


OpenMoveを2位に選んだポイントは以下の3点です。
- Aeropexに次ぐ音質の良さ
- 1万円を切るコスパの良さ
- かゆいところに手が届く性能
骨伝導テクノロジーはAeropexと同等の第7世代を使用しているので、AirやTitaniumと比べると音質が非常に良いです。
重さもAeropexに次ぐ軽さです。
上記の性能を有しながら、1万円以下で入手できるのが嬉しいポイント。
他にはUSB-Cに対応していたり、左右のユニットにマグネットが内蔵され、かさばらずに収納できたりと、かゆいところに手が届いたヘッドホンに仕上がっています。



3位 Titanium


Titaniumを3位に選んだポイントは以下の2点です。
- 約8,000円で購入できる安さ
- それでいて音質は悪くない
Titaniumは8,000円ほどで購入できるので、音質を重要視するのではなく、何かをしながら手軽に音楽を楽しみたい場合にうってつけです。
AfterShokzの骨伝導ワイヤレスヘッドホンの中では最古参ではありますが、しっかり安定した音を耳に届けてくれます。
最初は若干こもった音にも聞こえたのですが、イコライザーを切り替えることで解消されました。
とにかく安価に、最低限の機能を持つ骨伝導ワイヤレスヘッドホンを試したいならTitaniumがおすすめです。
なお、AirはTitaniumよりも優れたヘッドホンではあるのですが、骨伝導技術が5世代であることや1万円以上という価格帯を考慮すると、正直微妙なところ。
Airの性能はAeropexに劣り、価格はOpenMoveに劣るなど中途半端な位置付けになるため、ランキング外となりました。



【AfterShokz比較レビュー】おすすめの骨伝導ワイヤレスヘッドホンまとめ
本記事では「【AfterShokz比較レビュー】おすすめの骨伝導ワイヤレスヘッドホンはどれだ?」について書きました。
AfterShokzの骨伝導ワイヤレスヘッドホンはどれも音質に優れ、所有欲を満たしてくれます。
どれを選んでも間違いではありません。
自分のお財布と相談して、ベストパートナーを見つけてみてくださいね。
製品名 | 定価(税別) | 重さ | 骨伝導技術 | 防塵防水性能 | 連続再生 | ワイヤレス方式 | 素材 | 充電ポート | 日本語アナウンス |
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Aeropex![]() ![]() | 18,180円 | 26g | 第7世代 | IP67 | 8時間 | Bluetooth V5.0 | フルチタニウム | オリジナルマグネット式充電 | ○ |
Air![]() ![]() | 13,880円 | 30g | 第5世代 | IP55 | 6時間 | Bluetooth V4.2 | フルチタニウム | Micro USB | ○ |
OpenMove![]() ![]() | 9,090円 | 29g | 第7世代 | IP55 | 6時間 | Bluetooth V5.0 | チタン合金製ヘッドバンド ポリカーボネート製イヤーフック | USB-C | ○ |
Titanium![]() ![]() | 8,880円 | 36g | 第5世代 | IP55 | 6時間 | Bluetooth V4.1 | チタニウム製ヘッドバンド ポリカーボネート製イヤーフック | Micro USB | × |