日々の健康管理にスマートウォッチが欠かせないいちまりです。
Apple Watchなどのスマートウォッチは、睡眠や運動の記録ができ、日々の健康状態を管理することができます。
ただ、スマートウォッチはそれなりに大きいため、睡眠中などは装着していると邪魔になるケースもあるんですよね。
そんなスマートウォッチを探していたところ、Apple Watchの半分程度の大きさでありながら、様々な健康記録を管理できる「スマートバンド」を見つけました。
それがこの「Amazfit Band 5」です。
Amazfit Band 5は睡眠記録の管理のほか、11種類のワークアウトの管理機能を搭載し、心拍数の計測、PAI、ストレスレベルの計測など、健康に関する様々なデータを記録することができます。
というわけで本記事では「【Amazfit Band 5レビュー】睡眠スコア&ワークアウト管理が充実 コスパ最高の多機能スマートバンド」について書いていきます。
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Amazfit Band 5の外観と概要
Amazfit Band 5は細身のパッケージに梱包されていました。

Amazfit Band 5は「HUAMI」という中国系企業が展開しているため、パッケージには中国語が目立ちます。
ですが、チープさは一切ありません。
箱の開封は、このように側面からペリペリと裂いていく珍しいタイプ。

一度開封したら、密閉させた状態で箱に再び戻すことはできない構造となっています。

付属品は、以下の3点。
- Amazfit Band 5本体
- 充電ケーブル
- 説明書

Amazfit Band 5は、ディスプレイが縦長の形状をしています。

商品名 | Amazfit Band 5 |
本体サイズ | 47.2×18.5×12.4mm |
ディスプレイサイズ | 12 x 29 mm(実測) |
画面解像度 | 126×294 |
重量(ベルト込み) | 25g(実測) |
ベルト幅 | 15.55mm |
防水レベル | 5ATM(水深50mの圧力に対応) |
バッテリー | 最大25日間 |
Bluetooth | BT5.0/BLE |
センサー | BioTracker 2PPGバイオトラッキング光学センサー・3軸加速度センサー |
Apple Watchと比較すれば、そのディスプレイサイズの違いは明らか。

ディスプレイの面積が小さく、Apple Watch SE 44mmと比較すると半分以下となっています。
製品名 | Apple Watch SE 44mm | Amazfit Band 5 |
ディスプレイサイズ (実測値) |
35✖️29mm | 12✖️29mm |
解像度 | 324✖️394 | 126✖️294 |
本体の厚さは12.4mmとスマートウォッチとしては少々厚く仕上がっています。
とはいえ、Apple Watchと比較しても装着感に大きな違いは感じられません。

ディスプレイの面積は小さいですが、画面内の情報量は十分です。
例えば下記の画面では、1画面に以下の情報を表示しています。
- 歩数
- 日時
- バッテリー残量
- 1分間当たりの心拍数

ディスプレイに表示する情報は、設定画面から自由にカスタマイズすることができます。
- カロリー
- PAI
- バッテリー残量
- 温度
- 空気質指数
- 紫外線指数
- 1時間あたりの歩数
- 連続心拍数
- 7日間のPAI
- 天気
- 日の出/日没
- イベントリマインダー
- アラーム
- 時計(アナログ/デジタル)
また、文字盤そのものもZeppアプリのストアから変更が可能です。
45種類以上の文字盤から好みのものに設定することができます。(ちょっとガチャガチャしたデザインが多めですが…)

Amazfit Band 5はディスプレイサイズが小さいこともあり、文字盤によっては文字が見にくい場合があります。
このため、自分にとって使いやすい文字盤を選んでディスプレイに設定しておきたいところですね。
本体サイズ47.2×18.5mmに対し、ディスプレイサイズはひとまわり小さい29.0×12.0mmです。

本体操作はタッチスクリーン及びホームボタン1つで行います。

本体の材質はポリカーボネート。つまり、硬めのプラスチックです。
しかしながら、カラーがブラックなので、安っぽさは感じません。

重さは、バンド込みで25g。

腕への収まりが良いことも相まって、ほとんど着けてる心地がありません。

スマート「ウォッチ」より、まさにスマート「バンド」と呼ぶのがピッタリのデバイスです。
充電には、マグネット式の専用の充電器を使用します。

マグネット式なので、本体にピタッとくっつきます。
同型種のXiaomi Mi band 4は本体からベルトを外さなければ充電できませんでしたが、そのような煩わしさはありません。

なお、満充電で最大25日間持続して稼働することが可能です。
ベルトは TPU(ポリウレタン系熱可塑性エラストマー)素材で、値段の割りに高級感があります。

ベルト穴も数多く空いており、細かな調整が可能になっています。

Amazfit Band 5は「5ATM」という十分な防水レベルが備わっています。
ランニング中の雨、汗から本体を守ってくれるので、ワークアウト中も故障の心配はいりません。
Amazfit Band 5の便利機能
Amazfit Band 5には優れた便利機能がたくさんあります。
アプリ・電話の通知を確認できる
Amazfit Band 5は、Bluetoothによって接続されているスマホの通知を確認できます。
スマホが離れていても、Lineをはじめとするアプリの通知や電話着信などの確認が可能です。


通知できるアプリは、スマホの「Zepp」アプリから選択することができます。

ただし、残念ながら返信したり、電話に出ることはできませんのでご留意を。
電話は振動により通知がきますが、応答しようとすると不在着信の表示になります。
とはいえ、いちいちスマホを操作しなくても、どんな内容の通知があったのかサッと確認できるので、かなり便利ですよ。
睡眠の質がわかる

Amazfit Band 5で最も役立っていると感じる機能は、睡眠スコアの確認です。
ベッドに入ってから起床するまでの時間が表示されるとともに、深い眠りの時間、浅い眠りの時間を確認することができます。


どういうロジックかわかりませんが、睡眠スコアはその日の状態を客観的に判断する指標になります。
例えば、上記の写真の情報を読み解くと、一般的な深い眠りの時間は全体の20〜60%であるのに対し、わたしの場合は8%しかありません。
こんな時にどうしたら良いか、という情報はいちいち調べなくても「Zepp」アプリから確認することができます。

これらの情報を参考にしつつ、少しずつ改善していけば、睡眠の質が高くなっていくはずですよね。
また、以下の理由からAmazfit Band 5は睡眠スコアの計測に向いています。
- 軽くて小さいので睡眠中の邪魔にならない
- バッテリー持ちが長いので、睡眠中に充電しなくても日中の使用に支障が出ない
Amazfit Band 5は時計というよりバンドに近い形状で、付けているかどうかわからなくなるほど軽く心地よい付け心地なので、睡眠中に邪魔になることがありません。
11種のワークアウト管理ができる
Amazfit Band 5では、以下の11種のワークアウト管理機能を搭載しています。
- 屋外ランニング
- トレッドミル
- バイク
- インドアバイク
- ウォーキング
- エリプティカル
- ローイングマシン
- ヨガ
- 縄跳び
- プールスイミング
- フリースタイル
スマホを通じてGPSで記録できるので、屋外ランニングやウォーキングの走行マップなど詳細なデータも蓄積できます。
例えばウォーキングなら走行距離、ルート、歩数、平均心拍数、ラップなど、必要な情報を網羅的に記録することができます。





運動している人、あるいはこれから運動をはじめたい人にとっては、かなり役立つ機能です。
音楽を操作できる
Amazon MusicやSpotifyなどの操作もAmazfit Band 5で簡単に操作することができます。

以下の操作が可能です。
- 停止・再生
- 前の曲・次の曲にスキップ
- 音量調整
機能は限られていますが、手元で操作できるのは意外と便利です。
ただし、Amazfit Band 5に直接音楽をダウンロードして聴くことはできません。
あくまでスマホ内の音楽をリモコン操作する機能になりますので、ご注意ください。
他にもたくさんの機能がある
上記のほかにも、Amazfit Band 5はたくさんの機能を備えています。















さらに、Amazfit Band 5ではAlexaの音声アシスタント機能が使えます。
現在は英語しか認識しませんが、将来的には無料アップデートで日本語に対応するようです。
Amazfit Band 5は小さく安価な端末ではありますが、1万円以上する他のスマートウォッチと遜色ない機能が詰まっています。
Amazfit Band 5の残念なポイント(デメリット)
価格帯、機能性ともに満足度十分のAmazfit Band 5ですが、強いて挙げるなら以下の点が残念でした。
ワークアウト機能を起動させた状態で音楽操作ができない
屋外ランニング中に気がついたのですが、ワークアウト機能を起動した状態では、音楽操作ができませんでした。
ランニングしていると、曲を飛ばしたり、音量を調整したくなることってありますよね。
残念ながら、このような場合はワークアウトを一度終了しなければならないんですよ…。一時停止ではなく、完全終了なのがちょっと痛いです。
ただ、音楽操作をするたびにワークアウトを終了することは現実的ではありません。運動の記録が途絶えてしまいますから。
なので、ワークアウト機能起動中に音楽操作したい場合は、イヤホンのコントローラーを使用するといいですよ。
イヤホンには音楽操作機能が当たり前のようについているので、Amazfit Band 5ではなくイヤホンから音楽操作するようにしましょう。
常時ディスプレイ表示に対応していない
Amazfit Band 5は、ディスプレイの常時点灯ができません。
腕の角度を変えるように手首を振らないとディスプレイが点灯しないので、少々面倒です。
また、デフォルト設定だと、ディスプレイが点灯してから再び消灯するまでの時間がわずか5秒しかありません。
ディスプレイが自動で消灯するまでの時間は、5〜15秒まで自由に設定可能ですので、納得する長さに調整してみてください。
Amazfit Band 5の初期設定方法
Amazfit Band 5とスマホの接続方法は以下のとおりです。
- STEP1Amazfit Band 5の起動と言語選択
Amazfit Band 5を起動すると言語の選択画面が表示されます。
日本語を選択すると次に「ペアリングしてください」が表示されます。
- STEP5Zeppアプリのインストールと起動
スマホにZeppアプリをインストールし、起動します。
アプリの左上の「+」をタップすると、デバイスのペアリング画面が表示されます。
バンドを選択します。
「バンドをスマートフォンに近づけてください」のメッセージが表示されるので、Amazfit Band 5をスマホに近づけましょう。
Amazfit Band 5のディスプレイ上に、承認の可否を確認するメッセージが表示されるので、チェックしましょう。
これでペアリングは完了です。
Zeppのアカウントを作成していない場合は、先にアカウント作成を求められる場合がありますので、作成しましょう。
また、ペアリング時に、Amazfit Band 5のアップデートをしなければならない場合がありますので、対応しましょう。
Amazfit Band 5の評判・口コミ
Amazfit Band 5の評判・口コミをSNSから収集してみました。
軽くて使いやすい一方、文字が小さく見にくいという口コミがありました。
Amazfit Band 5の睡眠判定の感度、甘いのか厳しいのかよく分からん。でも自分の感覚に近い。Fitbitとはいい意味で違い過ぎる。
— なべか (@h_nabeka) November 21, 2020
まず良かった点。とにかく軽い。軽さは正義ですね。運動してても睡眠時も気にならないので長時間バッテリーで1日中ログを取りたい人にぴったり。
— Yuma Kato (@iam_ymak) November 19, 2020
AmazfitBand5で日本語アレクサが普通に使えるので、タイマー設定がすごい楽ちん。これもしかして、LINEに音声入力送信とかできるのかしら。
— K (@Kazuhiro800) November 17, 2020
MiBand4nfcと比べると薄い。 pic.twitter.com/J5l05PbZ0p
— K (@Kazuhiro800) November 14, 2020
Amazfit Band 5の文字の小ささは、解像度が高いとかそういうこと?
アイコンの文字がゴシック体で大きくて、よし!と思ったら 通知ちっさ! 平仮名明朝!
漢字ゴシックなら合わせてよ~~~
太さが違うの気持ち悪い~~~
何その明朝体のこだわり~~~😑— 玉長屋 (@tamanagaya) November 13, 2020
Amazfit Band 5レビューまとめ
本記事では「【Amazfit Band 5レビュー】睡眠スコア&ワークアウト管理が充実 コスパ最高の多機能スマートバンド」について書きました。
Amazfit Band 5を実際に使ってみた結果、豊富なワークアウトの管理などたくさんの機能を搭載しており、非常に満足度の高いスマートバンドだと感じました。
特にお気に入りは「睡眠スコア」の計測。本体が非常に軽いため睡眠中に煩わしさを感じないのが良いですね。
電池持ちが良いのも睡眠中の装着に向いています。
1万円以下で高品質の機能をたくさん搭載しているので、十分に満足度を満たすスマートバンドだと思います。
スマートウォッチの便利さを体感してみたい方は、まずはコスパ最高の多機能スマートバンド「Amazfit Band 5」から試してみてはいかがでしょうか。