プログラミング学習

【2019年版】『稼げるプログラミング言語』の平均年収と特徴を解説

こんにちは、プログラミング歴5年のいちまりです。

プログラミングを勉強したいけど、どんな言語を学んだら良いのかな。ついでに、そのプログラミング言語を学んだら、どれくらい稼げるのか知りたいな。

プログラマーを目指してプログラミング言語を学ぶなら、平均年収が高くて稼げるプログラミング言語を学びたいですよね。

そこで、今回は現在主流となっている稼げるプログラミングとその特徴を解説していくことにしました。

具体的には、

  • ビズリーチ(転職サイト運営会社)のデータに基づく「プログラミング別平均年収ランキング(前年比あり)」
  • 各プログラミング言語の特徴と今後

の順番にご紹介していきます。

プログラミング言語は、用途に応じてたくさんの種類があります。

稼げるプログラミング言語を知っておくと、どのプログラミング言語を学んだらよいか判断する際に役立ちますので、ぜひ参考にご覧ください。

稼げるプログラミング言語TOP10【前年比較あり】

転職サイトで有名な株式会社ビズリーチが運営する求人検索エンジン「スタンバイ」では、「プログラミング言語別年収ランキング2018」を発表しました。

このランキングは、スタンバイに掲載されている約324万件の求人情報を対象にまとめたもの。

膨大なデータを元にまとめられたものなので、高い信頼性があります。

「プログラミング言語別年収ランキング2018」は以下のとおりです。

順位 プログラミング言語 2018年収中央値(最大提示年収) 求人数 2017からの順位変化
1 Go 600万円(1,600万円) 2,202件 ↑圏外
2 Scala 600万円(1,300万円) 1,489件 ↓1
3 Python 575.1万円(1,499万円) 9,344件 ↓1
4 Kotlin 575万円(1,200万円) 961件 ↓1
5 TypeScript 575万円(1,200万円) 667件 ↑圏外
6 R 574.8万円(1,000万円) 220件 ↑圏外
7 Ruby 550万円(1,200万円) 11,676件 ↓3
8 Swift 550万円(1,200万円) 3,353件 ↓4
9 Perl 525万円(1,200万円) 4,509件 ↓2
10 C 525万円(1,000万円) 9,347件 ↓2

【求人検索エンジン「スタンバイ」調べ】

表のとおり、以下の10の言語が「稼げるプログラミング言語」に該当します。

  1. Go
  2. Scala
  3. Python
  4. Kotlin
  5. TypeScript
  6. R
  7. Ruby
  8. Swift
  9. Perl
  10. C

2017年からの順位の変化を見ると「稼げるプログラミング言語」はこの1年で大きく変化していることがわかります。

わずか1年で圏外から1位になった言語もあれば、ランクを落とした言語も多々あります。

いちまり
いちまり
移り変わりの激しいIT業界では、日頃からプログラミングのトレンドを把握しておくことは重要です。

稼げるプログラミング言語TOP10の特徴

それでは、ここからはそれぞれの言語の特徴を解説していきます。

Goゴー

Goは、Googleによって設計されたプログラミング言語です。

Goが正式名称ですが、「Go」で調べると検索エンジンにヒットしにくいため「Golangゴーラン」や「Go言語」と表記されることがあります。

「プログラミング言語別年収ランキング2018」でもNo1に位置付けているとおり、現在のWeb業界ではめちゃくちゃ流行っている言語です。

メジャーな日本企業だと以下の会社でWebサービスが作られています。

  • メルカリ
  • DeNA
  • クックパッド

Googleのエンジニアが開発者ということもあって、Googleが猛烈にプッシュしていることも人気に拍車をかけています。

さらに、シンプルな構文なので比較的わかりやすい言語です。このため、初心者でも、つまづかずに学習を進めることができます。

Goは、プログラミングを実行するためには「コンパイル」が必要になるコンパイル言語です。コンパイルは、プログラムのエラーを洗い出してくれるので、トライ&エラーを繰り返すことができるのも初心者には向いている点ですね。

まだまだRuby、Python等には求人数は劣りますが、今後は需要が右肩上がりで増加していくと予想されています。

いちまり
いちまり
完全に余談ですが、Goには、Gopherゴーファーというキモ可愛い公式キャラクターもいますよ

参照:Go

Scalaスカラ

Scalaは、スイス連邦工科大学の教授によって開発されたプログラミング言語です。

Scala最大の特徴は「オブジェクト指向」と「関数型プログラミング」の両方を扱うことができるということ。

この2種類のプログラミングの思想が融合された言語であるため、プログラマーがどちらの思想を重視するかによってコードの書き方が異なるという特徴もあります。

Scalaを使ったWebサービスとしては、

  • Twitter
  • Linkedin
  • Chatwork

が有名ですね。

また、ScalaはJavaとの互換性を重視して作られた言語なので、JVM上での動作が可能です。さらに、Javaのライブラリを普通に使うこともできます。

JVM(Java Virtual Machine)とは

Javaのプログラムを動かすために必要なソフトウェア。JVM上でJavaを動かすことで、各々のパソコンのOSに応じた形式のコードに変換してプログラムを動かすことが可能になる。

つまりJVMがあれば、OSごとに特別な設定をしなくても、Windows、Mac、Linuxなど、環境に依存せずにプログラムを動かせる。

ライブラリとは

よく使う機能をあらかじめ実装した状態でまとめてある機能。ライブラリが豊富だと、その部分の実装をする必要が無いので便利。

Javaは20年以上も様々なシステムの構築に使われていますが、Scalaではその機能を使えるため、Java経験者にとっては有利に扱える言語と言えるでしょう。

とはいえ、「オブジェクト指向」と「関数型プログラミング」という2つの思想が統合された言語なので、学習コストは高くて難しい言語です。

いちまり
いちまり
最初に学ぶ言語としては、初心者にはおすすめしがたい言語ですね。

Pythonパイソン

Pythonは、サーバーサイドで主に利用されるプログラミング言語です。

サーバーサイドとは

ITサービスは大きく「サーバサイド」「クライアントサイド」に分けられる。

このうち、サーバサイドは、サーバ側でサービスを提供する仕組みのことをいう。一方、パソコンやスマホのブラウザで動作する仕組みをクライアントサイドという。

PythonはRuby・PHPほどではありませんが、幅広く使用されており日本よりも海外で人気があります。

Pythonの最大の特徴は、機械学習(AI)分野では必須となっている言語であること。

近年の機械学習(AI)ブームにより一気にシェアが伸びています。

Pythonは、以下のシステム開発で利用されています。

  • YouTube
  • Dropbox(オンラインストレージサービス)

Pythonは「誰が書いても同じコードなる」ことをコンセプトとして開発されており、再現性が高いというのも特徴的です。

このため、勉強しやすいプログラミング言語であるという一面があります。

最近の機械学習(AI)ブームで加速的に人気が出てきた言語ですし、Googleの社内標準言語にも採用されているので、今後も伸びていく言語と言えるでしょう。

いちまり
いちまり
繰り返しになりますが、機械学習(AI)分野を学びたいならPythonはマストですよ。

Kotlinコトリン

Kotlinは、JetBrainsという会社が2011年7月に発表したプログラミング言語です。

Java言語をもっと簡潔・安全になるように」というコンセプトの元で開発されており、Scalaと同じようにJVM上で動作したり、Javaのライブラリを利用できる言語です。

2017年5月にGoogleがAndroidの公式開発言語として採用したことで、一気に人気が高まりました。

Kotlinを使ったサービスは、

  • アメーバピグ(サイバーエージェント)
  • LINE GAME
  • Yahoo!ニュース(Android版)

などが有名です。

Kotlinは、エンジニアコミュニティ内での人気が高く、Scalaと比べると簡単に学べる言語です。

さらに、Kotlinは、Javaのように古い文法の言語ではなく、かつコードが書きやすいとエンジニアに評判なので、Javaに代わる新たな言語としても注目されています。

プログラミング言語別年収ランキング2018の調査では、求人数が昨年比5.3倍増加するなど、驚異の伸びを見せています。

TypeScriptタイプスクリプト

TypeScriptは、2014年頃にマイクロソフト社によって開発されたプログラミング言語です。

一言で言うと、JavaScriptの進化版です。

TypeScriptをコンパイルする(プログラムを実行できるようにする)と、JavaScriptのコードに変換されるため、JavaScriptが動く環境であればすぐに使うことができるんです。

しかも、JavaScriptのライブラリも使用できますし、JavaScriptよりも短くわかりやすいコードが書けます。

TypeScriptは既に

  • Microsoft
  • Google
  • BMW

のWebサイトで利用されています。

2017年にはGoogle社内の標準開発言語に承認されているので、将来性も約束されています。

求人数ではまだまだJavaScriptに劣りますが、「プログラミング言語別年収ランキング2018」ではJavaScriptが圏外であるのに対し、TypeScriptは5位に着けるなど、今後需要が増大する言語といって良いでしょう。

Rアール

R言語は、1995年に開発された統計解析だけに特化したプログラミング言語です。

元々学術や研究の分野で広く使われていた言語ですが、近年の機械学習ビックデータ解析の需要の増加に伴い、注目される言語となりました。

いちまり
いちまり
機械学習には統計解析が必要不可欠ですしね。

R言語は、グラフを作成し画像として出力するなど、データ解析に便利な機能が豊富。

R言語は、データ解析として

  • Google
  • Facebook
  • DeNA

といった会社が利用しています。

R言語以外にもPythonもデータ分析を行うことはできますが、Pythonはそれ以外にもアプリ開発などができ、汎用性があるんですよね。

この点がR言語と大きく異なるところで、R言語はデータ分析専門言語なので、汎用性はありません。

ただし、分析に特化しているため、Pythonよりもデータ分析に関する機能が豊富です。

いちまり
いちまり
日本では求人数はまだまだ多くないので、まだまだこれから伸びていく、といったところでしょうか。

Rubyルビー

Rubyは「まつもとゆきひろ」さんという日本人が開発したプログラミング言語です。

Rubyは日本のWeb業界で広く利用されているため有名ですが、フレームワークの「Ruby on Rails」も非常に有名です。

「Rubyを扱う=Ruby on Railsも扱う」と考えておいて差し支えないくらい、多くのケースでセットで使われています。

Rubyを使ったサービスとしては

  • クックパッド
  • 食べログ
  • hulu

などありますが、それ以外にも様々な業種のサービスで使用されています。

Rubyは、

  • コミュニティが確立されており、エンジニア人も多く活発
  • 多くのライブラリが存在している
  • 日本人が開発しただけあって日本語情報が豊富

というメリットがありますが、特にコミュニティが確立されていて活発なので、将来的にすぐに衰退するということが考えにくい言語でもあります。(とはいえ、Go、Python、Kotlinの勢いはすさまじいですが)

Ruby on Railsは少し難しいですが、Ruby自体は比較的学びやすい言語ですし、求人数も豊富で広く利用されているので、初心者には一番におすすめしたいプログラミング言語です。

Swiftスウィフト

Swiftは、2014年にApple社が開発した比較的あたらしいプログラミング言語です。

Apple社が開発しただけあって、対象としているのはMacOSiOSApple社のサービス開発では広く利用されている言語です。

Swiftでは「SNS」「効率化ツール」「ゲーム」といった分野に捉われずに、アプリケーションを開発することができます。

Swift社が「Everyone Can Code」(直訳:誰でもコードが書ける)を掲げているとおり、書きやすいコードが特徴でもあるため、初心者でも挑戦しやすいのが特徴です。

また、従来からiOS等で使用されたきたObjective-Cと互換性があるので、元々Objective-Cを勉強してきた人なら、つまずくことなくスキルを習得できるはずです。

まだまだ日本語に対応した書籍等がなく求人数も少ないですが、将来的に需要が高まっていく可能性は高いでしょう。

Perlパール

Perlは1987年に開発されたプログラミング言語で、他の言語と比べると古い歴史があります。

インターネットが始まって間もない時期からWebサービスに利用されているので、全盛期は抜群のシェアがありましたが、今ではPHPなどの言語に取って代わられ、衰退してきています。

新規開発でPerlが採用されることは少ないですが、アプリケーションの大部分は既存サービスの改修や機能追加でもあります。

なので、現役で稼働しているPerlで作られたサービスの開発ニーズはありそうです。

Cシー

C言語は、1972年に開発された、プログラミング言語の代表格です。

C#シーシャープC++シープラスプラスといった、C言語を元に派生した言語もあり、スマホアプリやゲーム開発、業務システムなどの開発現場で広く使用されています。

私自身、学生の頃からC言語を使用していますが、学生時代は挫折した経験があります。結局理解できるようになったのは、新卒の会社で業務で使用し始めてからでした。

いちまり
いちまり
初心者の方はC言語ではなく、Rubyなどのわかりやすい言語から勉強し、必要な時が訪れたらC言語を学習するという順番が良いと思います。

稼げるプログラミング言語|まとめ

稼げるプログラミング言語TOP10

  1. Go
  2. Scala
  3. Python
  4. Kotlin
  5. TypeScript
  6. R
  7. Ruby
  8. Swift
  9. Perl
  10. C

本記事では、稼げるプログラミング言語とその特徴をまとめてみました。

それぞれの言語の特徴は、短文で表すなら以下のとおりになります。

Go 比較的簡単でGoogleの猛プッシュにより今後も需要の増加が期待できる
Scala JVM系言語だが、学習コストが高い。需要増加は見込める。
Python 機械学習では必須のプログラミング言語。機械学習ブームにより人気。
Kotlin JVM系言語で比較的簡単なので、Javaに代わる言語に成り得る。
TypeScript JavaScriptの進化版。Googleが正式採用で今後も需要あり。
R 統計解析に特化した言語。機械学習とビッグデータ解析で今後も需要あり。
Ruby Web業界で広く使われる言語。コミュニティも活発で初心者におすすめ。
Swift Appleが開発。Apple社製品のサービス開発にはSwift。
Perl 全盛期から比べると衰退。ただし、今も現役で稼働するサービスは多数。とはいえ、新たに言語を学ぶならPerlは選択肢に入らないかも。
C 歴史あるプログラミング言語。広く使われるが、難しいので初心者はプログラミングに慣れてきてから勉強すると良い。

プログラミングを学習する前には、たくさんある言語の中から選択する必要がありますので、自分がどんな分野に携わりたいかを検討しつつ、参考にしてみてください。