効率的にプログラミングを学べるプログラミングスクールですが、
一部のスクールは高い受講料の割に、スクールに通っても結果が出ない人がいることから「闇がある」とも言われます。
決して騙そうとか、ぼったくろうと思って運営しているプログラミングスクールは無いと思うのですが、「避けた方がいい」というスクールは存在します…。
プログラミングスクールは最低でも2か月程度は通う必要があるので、効果が出ないスクールには行きたくないですよね。
- 就職先がブラック企業
- エンジニアとして働くスキルが身に付かない
- 講師の質が低すぎる
こんな失敗を避けるために本記事では、「【警鐘】プログラミングスクールの闇…。騙されないために選ぶべき良いスクール5つの条件」について書きました。
良いスクールに巡り合うために、そして、悪いスクールのカモにされないためにも、参考にご覧ください。
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プログラミングスクールに闇があると言われる5つの理由

以下の理由から、プログラミングスクールには闇があると言われます。
1.卒業しても現場レベルのスキルが身に付かない

即戦力のスキルが身に付くと広告しておきながら、学習レベルが低く、現場で使えないエンジニアを生み出してしまうスクールがあります。
プログラミングスクール出身の新入社員、Railsでそれらしいアプリは作れるのにRubyが全然使えない…。
そのスクールでは手っ取り早く形にする手順だけ教えて、自分の手でプログラムを書くことは教えなかったのかな…。— るな (@rk01100011) July 16, 2019
受講生はそもそもプログラミングの知見がないので、受講している学習のレベルがわからないんですよね。
現場でも活躍できるスキルだと信じて勉強を進めるわけです。
ところが、企業側からすると期待するレベルに達していないことも…。
指導レベルが低いプログラミングスクールのせいで「スクール卒業生は使えない」。
こんな噂が立ち、企業の中にはスクール卒業生を毛嫌いしてしまう経営者もいるほどです。
2.転職成功率が異様に高い…?
転職保証型のプログラミングスクールの多くは、IT企業に人材をあっせんすることで紹介料をもらい収益にしています。
このため、中には誰でも就職できるようなひどい会社を紹介するスクールもあるんです。
その結果、転職成功率は自ずと上がる構造になっているんですよね。
転職成功率は表に公開されていますが、転職した後に受講生がどうなったのか。
満足度は高いのか、離職率は少ないのか。
このあたりの情報があまり公開されていないところに、プログラミングスクールの闇を感じます。
3.未経験から誰でも簡単にフリーランスになれる…?

「簡単に未経験からでもフリーランスで稼げますよ」というプログラミングスクールも怪しいですね。
未経験からIT企業に就職せず、いきなりフリーランスになるのは困難です。
確かに、未経験からフリーランスになる人もいますが、努力を積み重ねプログラミングスキルを徹底的に磨いたか、センスがずば飛びぬけている天才型のいずれかですね。
決して簡単になれるわけではありません。
仮にフリーランスになっていても、業務未経験では安価な案件しか取れないのが現実です。
プログラミングスクール闇広告あるある
—-
・1ヶ月で即戦力になれます
・3ヶ月でフリーランスになれます
・すぐに年収500万円になれます
—-
たった数ヶ月で即戦力にはなれないし、死ぬまで学び続ける必要のある職種。— あやのぶ (@ayanobu411) January 22, 2020
現実的なのは未経験からIT企業に就職し、数年キャリアを磨いてからフリーランスになる路線。
わずか数カ月のプログラミング学習だけで、誰でも数十万稼げるフリーランスになれると煽っているスクールには注意が必要です。
4.講師の質が低い
評判が悪いプログラミングスクールは、講師の質が低いと言われます。
なぜなら、エンジニア経験がないまま講師になる人がいたり、プログラミングをかじった程度の学生が講師をやっていたりするからです。
プログラミング講師の求人に「IT業界未経験OK」「空いた時間にプログラミング学習できます!」とか書いてて、プログラミングスクールのやばさが滲み出てた。自分と同じレベルくらいの人に30万とか払う初学者の気持ちよ…#プログラミングスクール#駆け出しエンジニア
— Tepura (@piko_piko_pico) February 20, 2020
とはいえ、業務未経験であっても、しっかり研修して試験をクリアした人だけを指導にあたらせるスクールもあるので、それを良しとするかどうかは人それぞれです。
講師については、気に入らなければ変更できるスクールもありますし、現役のエンジニアで揃えているスクールもあります。
しっかり調査してからスクールに入らないと、後悔することになるかもしれません。
5.就職先はSESが多い
自社開発や受託開発を行っているWeb系企業で働きたい!とキラキラした目でプログラミングスクールに通う人がいますが、そんな企業に就職できるのはほんの一握り。
現実は甘くありません。
スクール卒業生は、SESとして就職することが多いのが実態です。
もちろん、SESが必ずしも悪いとは言えないのですが、SESは客先常駐が基本となります。
このため、働きやすさや仕事のやりがいは客先の仕事環境に左右されることになります。
就職先はSESが多いよ!って隠さず言ってくれるならいいんですけど、都合の悪いことは隠しがち。
魅力たっぷりの会社を前面に出してくるので、卒業生が就職した企業はどんな企業が多いのか、しっかり確認しておく必要がありますね。
受講生の満足度が低いプログラミングスクールは要注意

以上がプログラミングスクールに闇があると言われる理由ですが、全てのプログラミングスクールが闇深い訳ではありません。
現役エンジニアの手によって、しっかりとしたカリキュラムを展開し、受講生から高い評価を得ているスクールもあります。
とはいえ、公式サイトを見ただけでは、どのスクールも良いところばかり寄せ集めて書いていて、パッと見てどのスクールが優れているのか読み取りにくいんですよね。
そこで、プログラミングスクールを検討するときは、以下の2点を厳しくチェックして置くことをおすすめします。
- 受講生の満足度
- 評判・口コミ(とくに悪い評判・口コミ)
1.受講生の満足度に注意しよう
一つ目は受講生の満足度。
スクールがどんなに良い言葉を並べても、受講生の評価こそが真実です。
受講生の満足度は、そのスクールを評価する指標になりますので、満足度が極端に低いスクールは注意が必要ですね。
2.悪い評判・口コミを確認しよう
そして2つ目は、評判・口コミ。
とくに良い評判・口コミよりも、悪い評判・口コミをよくチェックすべきです。
なぜなら、悪い評判・口コミにこそ受講生の偽りのない意見が反映されているから。
良い評判・口コミは、悪質なプログラミングスクールが作り上げた「やらせ」「なりすまし」「サクラ行為」の可能性もあります。
以下のページでは、各プログラミングスクールの口コミ・評判を徹底調査した記事を集結させました。
もちろん悪い評判・口コミも嘘偽りなく記載していますので、参考にどうぞ。
良いプログラミングスクール5つの条件

スクールの中には、現場で活躍するエンジニアを数多く輩出している、優れたプログラミングスクールも存在しています。
ここでは、良いプログラミングスクールの5つの条件を解説していきます。
1.オリジナルサービスが開発できる
「オリジナルサービスが開発できるかどうか」ということは良いプログラミングスクールの条件となります。
なぜなら、オリジナルサービスを作成するということは、必然的にアウトプットの回数が多くなるから。
プログラミングは実際にコードを繰り返し書いてみないと、なかなか覚えられないし、スキルが上達していかないものです。
コードを書いてエラーが発生、それを修正して…またコードを書いて…という作業を繰り返していくうちに、失敗が少なくなりプログラミングが体に染みついていきます。
英単語や文法ばかり学んでいても、英語が話せるようにはなりませんよね?
このことと同じように、インプットばかりしていてもエンジニアとしてのスキルは身に付きません。
また、オリジナルサービスの開発経験は就活のアピール材料にもなるので、サービス開発できるかどうかは良いスクールの条件と言えるでしょう。
2.離職率を公開している

転職成功率や満足度を公開しているプログラミングスクールは多いのですが、転職してからの離職率を公開しているスクールは数が少ないんですよ。
スクールは結局のところ、エンジニアとして働くための踏み台に過ぎません。
エンジニア人生で本当に大切なのは、転職した後にどうするのかですよね。
なので卒業した受講生が転職後にどうなったのか、きちんと離職率を公表しているスクールの方が信頼できます。
ちなみに、わたしの調査では、卒業生の転職後の離職率を公表しているのはDMM WEBCAMPのみでした。
DMM WEBCAMPから就職した後、ほとんど辞めた人がいないというのは驚きですね。
必然的に卒業生の満足度も高い結果となっています。
DMM WEBCAMPが優良企業を紹介しているという証明にもなるでしょう。
こんな風に、卒業生がその後どうなったのか…ということもチェックして見ると良いスクールなのかどうかがわかります。
#プログラミングスクール 選びで迷っている方はスクールの転職成功率◯%を参考にするのではなく、就職した後の離職率を見るべき!
入るのは簡単だけどその後継続して働く事が難しいので、転職成功率が異様に高くても離職率も同様に高いと意味がない。
だからスクール利用する時は離職率も要チェック😎— TAKUMA@トラベルライター🇬🇧 (@TAKUMA43330075) November 6, 2019
3.就職サポートがしっかりしている
本気でエンジニアになりたくてプログラミングスクールに通うなら、就職サポートがしっかりしているプログラミングスクールを選びたいところ。
特に、履歴書の添削や面接対策など小手先の就職支援ではなく、
長期的な視点で、エンジニアとしてのキャリアを一緒に考えてくれるアドバイザーがいるスクールだと良いですね。
なぜなら、エンジニアになることばかりに捉われていると、結局は続かなかったり、企業とのミスマッチがあったりするからです。
エンジニアとしての将来を見据え、キャリアドバイザーから的確な助言をもらう。
その上でプログラミング学習に集中できるスクールこそが最高のスクールだと思います。
4.講師がエンジニア経験者である
講師がエンジニア経験者であることも重要です。
学生エンジニアでも確かにプログラミングの基礎を教えることはできるのですが、体験談を基にした現場ならではのスキルは、エンジニア経験者しか教えることができないですよね。
また、経験者から、現場の空気やイメージをあらかじめ伝えてもらえると、現実と理想とのギャップを小さくできます。
プログラミングスクールは、プログラミングの文法や考え方を教えてもらう場所ですが、せっかく高い受講料を支払うのですから、それ以外の付加価値も求めたいですよね。
講師がエンジニア経験者だと、プログラミンウ知識+αを学べるので、良いプログラミングスクールだと言えるでしょう。
5.自社開発企業への転職実績がある
エンジニアを目指す人にとって、Web系自社開発企業はとても魅力的ですよね。
なぜなら、自社開発だと思い切ったチャレンジができたり、効率化のため新しい技術を取り入れたりする企業が多いから。
いくらきれいごとを言っても、自社開発企業への転職実績がなければ、多くの受講生のニーズを満たすプログラミングスクールとは言えません。
自社開発会社から内定を頂き、10月中旬からフロントエンドエンジニアとして働くことになりました!
これからがスタート。ウェブカツ もまだ続けます!引き続きよろしくお願いします🌱✨#ウェブカツ #ウェブカツ女性割引
— りんた@ウェブカツ (@rintaro6343) September 29, 2019
あなたが働きたくなるような企業への就職実績があるのかどうか、良くチェックしておきましょう。
まとめ|プログラミングスクールは闇がある…が優良スクールもある
本記事では、「【警鐘】プログラミングスクールの闇…。騙されないために選ぶべき良いスクール5つの条件」について書きました。
プログラミングスクールは闇が深いと言われています。
でもその一方で、満足度の高いカリキュラムを備え、未経験からでも現場で働けるエンジニアを輩出している優れたスクールも確かにあるんです。
高い受講料を支払っているにも関わらず、現場で役立つスキルが得られない…。
なんてことにならないためにも、良いスクールである以下の条件を改めてチェックしてみてくださいね。
なお、わたしがおすすめするスクールは以下の2つです。
中でも、DMM WEBCAMPは離職率1%と卒業生の満足度が高かったり、全額返金保証があるなど、際立った特徴があるので一番おすすめできるスクールです。
1.DMM WEBCAMP:離職率1%!現役エンジニア講師の指導&専属キャリアアドバイザーの就職サポートあり。
2.CodeCampGATE:完全オンラインで現役エンジニアからマンツーマンレッスン。好きな講師を選べる。
【番外編】ウェブカツ:就職支援はないが、圧倒的にスキルが身に付く。ただし本気でやらなきゃ卒業できない。
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