プログラミングスクールに通ってスキルを身に付けたい!と思っても、
何を参考にしてたくさんあるプログラミングスクールの中から選んだらいいかわからなくなっていませんか?
本記事では、元エンジニアのわたしが、後悔しないプログラミングスクールの選び方とおすすめのスクールを解説しました。
ITの発達やテレワークの需要拡大に伴い、Webエンジニアの需要が高まっています。
プログラミングスクールは最適な学習手順を示してくれるので、
独学よりも、講師から直接指導してもらう方が、プログラミング未経験者がWebエンジニアになれる可能性が高まります。
つまり、プログラミングスクールに通うことが初学者からWebエンジニアになる近道であることは言うまでもありません。
プログラミングスクールは、月数万円以上と高額です。少なからず生活費を圧迫することになります。
なので、後悔しないプログラミングスクールの選び方を知っておきたいですよね?
そんなわけで本記事では、元エンジニアであるわたしが「プログラミングスクールの選び方とおすすめのスクール」を解説します。
一口にプログラミングスクールと言っても、色んなサービス体系がありますので、スクール選びの参考にご覧ください。
タップできる目次
プログラミングスクール選びのポイント

はじめに、プログラミングスクールを選ぶときは、チェックすべきポイントがあることを知っておきましょう。
具体的には以下の6点です。
では、一つずつ詳しく説明していきますね。
ポイント1.受講料と受講期間
受講料の体系については、プログラミングスクールは大きく3つの種類に分けられます。
- 月額利用料型
- 買い切り型
- 無料
月額利用料型のスクール
最も多いのは月額利用料型ですね。
受講期間が長くなるほど、利用料の総額は高くなっていきます。
プログラミングの基礎を修得するまでには、最低2か月は学習時間が必要です。
1週間や2週間でプログラミングを勉強しようとしても、スキルはまず定着しないと思って間違いないでしょう。
なので、月額利用料型のプログラミングスクールを選択する場合は、最低2か月分は支払う必要があると考えておきましょう。
買い切り型のスクール
一方で、あまり数は多くありませんが、1回受講料を支払えば、半永久的に学習し放題のプログラミングスクールもあります。
それもそのはずで、プログラミングスクール運営のためには講師の人件費や学習環境の維持費がかかりますが、そこの経費を削っているので、サービスの質は落ちて当然です。
無料のスクール
受講料が無料のプログラミングスクールもあります。
でも、これには落とし穴があるので要注意。
受講料が無料のプログラミングスクールは、以下のような制約があるところが多いです。
- 年齢制限がある
- スクールが提携する企業に就職する必要がある
- 首都圏在住者限定である
- 規約に違反する場合は違約金が発生する
全てではありませんが、このようなスクールは基本的に提携する企業に人材を紹介し、就職してもらうことで就職先の企業から報酬を得ています。
なので規約が厳しく、それを破ると高額な違約金が発生する場合があるので注意が必要ですね。
ポイント2.学べるスキル
プログラミングスクールに通うとどんなスキルが身に付くのか確認することも重要ですね。
スキルを選ぶためには、「あなたがプログラミングを通じて何をしたいのか」目的を今一度考える必要があります。
- 「Rubyを使うWeb企業に就職したい?」
- 「Webサイトを作りたい?」
- 「アプリが作りたい?」
- 「AIを学びたい?」
あなたがプログラミングを学ぶ目的をしっかり考えてみましょう。
- Webサイトのユーザーが直接触れるデザイン部分を作りたいなら「HTML」「CSS」「JavaScript」
- Webサイトのサーバー処理部分を作りたいなら「PHP」「Ruby」「MySQL」
- アプリを作りたいなら「Swift」「Java」
- AIを学びたいなら「Python」
このように、作りたいサービスや学びたいことによって“学ぶべきプログラミング言語”は決まっています。
プログラミングスクールによって取り扱っている言語は決まっているので、しっかり確認しておきましょう。
なお、稼げるプログラミング言語については以下の記事で解説していますので、参考にどうぞ。

ポイント3.オンライン・オフラインの別
プログラミングスクールは完全オンライン型のスクールと、実際に教室に通わなければならないオフライン型スクールに分かれます。
オンラインスクールだとパソコンとインターネット環境さえあれば、自宅からでもカフェからでもオンラインテキストで勉強ができます。
ですが、教室に通うことにもメリットはあります。
プログラミングを一緒に学ぶ仲間に会えたり、面と向かい合って講師に質問や相談ができるからです。
中には教室に通う方がモチベーションが上がりやすく、学習を継続しやすいというタイプの人もいますので、どの学習方法が自分に合っているか考えてみましょう。
ポイント4.講師のサポート内容
サポート内容もプログラミングスクールによってマチマチです。
例えば以下のようなサポートがあります。
- 講師とのマンツーマンレッスン
- 講師へのチャット質問
- 履歴書添削などの就職サポート
- 企業紹介などの就職サポート
大抵のスクールは講師に質問できる環境が整えられていますが、テキストチャットに限定される場合と、動画や対面で指導してもらえる場合があります。
質問回数や受付けの時間帯にも制限がある場合があるので、しっかりチェックしておきましょう。
プログラミングスクールを経て就職したい場合は、就職支援があるかどうかも大切な確認ポイント。
- 履歴書・職務経歴書の添削
- SPI試験対策
- 面接練習
中には、企業の斡旋や企業エントリーの代行をしてくれるスクールもあります。
自分で企業を探したりエントリーする手間が省けるのでありがたい反面、このようなスクールは紹介された企業に入社しないと違約金が発生する場合もありますので要注意。
ポイント5.講師選択の自由
プログラミングスクールに通うなら、自分が信頼できる講師を見つけて、その講師から指導してもらいたいと思いませんか?
「この人本当に技術力あるのかな…」って半信半疑のまま指導してもらうのは、ちょっと嫌ですよね。
プログラミングスクールによっては、講師を自由に選択できるところもありますので、そのようなスクールを選びたいところ。
実は講師については、プログラミングスキルはあるとはいえ、大学生に講師を任せているスクールもあります。
プログラミング全くの初学者であるなら、たとえ大学生でも教え方が上手い人に教えてもらった方が理解度が上がりますが、
現場に出ているエンジニアから学んだ方が、実務に有益なスキルなども教えてもらえるチャンスですよね。
なので、できるだけ「講師の選択が自由にできて、プロのエンジニアから教えてもらえるスクール」を選びたいですね。
ポイント6.期間終了後のテキストの閲覧
スクール受講後もオンラインテキストを永久的に閲覧できるスクールがあります。
わからないところを残したまま受講期間を終えてしまっても、引き続き勉強を自習を続けることができます。
期間終了後のテキストの閲覧は、初学者の人ほどメリットがありますよ。
おすすめのプログラミングスクール


では、これまで説明したチェックポイントを踏まえ、おすすめのプログラミングスクールを紹介していきますね。
以下のケースによって、勉強の深さや学習に必要な時間が変わってくるので、パターン別にご紹介します。
プログラミングの基礎を身に付けたい
「プログラミングの基礎を身に付けたい」という場合は、以下のスクールが比較的安価で、かつサービスも充実しているのでおすすめ。
スクール | 入会金 | 受講料 (月額) |
受講期間 | オンライン | オフライン | 講師 | サポート | 講師選択 | 就職支援 | 受講後テキスト閲覧 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
CodeCamp | 33,000円 | 162,800円~ | 2か月~ | あり 7:00~23:40 |
なし | 現役エンジニア |
|
あり | なし | あり |
TechAcademy | なし | 163,900円~ | 1か月~ | あり 15:00~23:00 |
なし | 現役エンジニア |
|
なし | あり | あり |
TECH::CAMPプログラミング教養 | 217,800円 | 21,780円~ (初月0円) |
1か月~ | あり 13:00~22:00 |
あり 平日16:00~22:00 祝土日13:00~19:00 |
学生・エンジニアなど |
|
なし | なし | なし |
CodeCamp


CodeCampはたくさんの講師の中から、自分が選んだ講師に教育してもらえるスクールです。
全てのレッスンはオンラインでマンツーマンで行われます。
1か月に1回40分のレッスンを20回も受けられるので、わからないことを現役のエンジニアに質問しながらプログラミングの基礎を身に付けられます。
朝早くからビデオチャットでレッスンを受けられるのもいいですね。
隙間時間を有効活用できますよ。
- 完全オンラインで、朝から晩まで自由な時間帯にレッスンを受けたい人
- 現役のエンジニアから指導してもらいたい人
- 自分の相性に合う講師からプログラミングを学びたい人
TechAcademy


TechAcademyはとにかくコースの種類が豊富。
入会金がいらないので、少ない初期費用で勉強を始められます。
現役のエンジニアから週2回のマンツーマンレッスンをしてもらえるほか、無制限の質問サポートも可能なので、挫折しにくい環境が整っています。
- たくさんのプログラミング言語を勉強したい人
- 現役のエンジニアから指導してもらいたい人
- 安い値段で就職支援も受けてみたい人
TECH::CAMPプログラミング教養


TECH::CAMPプログラミング教養
ただし、入会金が高いので、長く勉強を続けなければ元が取れない仕組みになっています。
講師は学生やエンジニア未経験の人もいますが、教え方が上手い人を揃えています。
教室を使い放題なので、講師とコミュニケーション取りやすいのもメリット。
オンライン学習で勉強を継続できない人は、あえて教室に通うタイプのTECH::CAMPプログラミング教養を選択すると良いですよ。
- 教室で受講生と情報交換しながら勉強したい人
- オンラインだけでは勉強を継続できない人
- 長期間勉強を続けたい人(月額料金が安いため)
プロのエンジニアとして就職・転職したい
本気でエンジニアを目指したい場合は、以下のスクールがおすすめ。
スクール | 入会金 | 受講料 | 受講期間 | オンライン | オフライン | 講師 | 技術サポート | チーム開発 | 成果物制作 | 就職支援 | キャリアサポート | 年齢制限 | 返金保証 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
CodeCampGATE | 33,000円 | 492,800円 ※分割支払可 |
4か月 | あり7:00~23:40 | なし | 現役エンジニア |
|
あり | あり | あり | あり | あり | なし |
DMM WEBCAMP | なし | 690,800円 ※分割支払可 |
3か月 | あり 平日19:00~22:00 土日13:00~22:00 |
あり 11:00~22:00 |
現役エンジニア |
|
あり | あり | あり | あり | なし | あり |
TECH::CAMPエンジニア転職 | なし | 712,800円 ※分割支払可 |
70日間 | あり 13:00~22:00 |
あり 平日10:00~22:00 土日11:00~22:00 |
学生・エンジニアなど |
|
なし | あり | あり | あり | なし | あり |
CodeCampGATE


CodeCampGATEでの前半2か月は、オンラインマンツーマンレッスンでプログラミングの基礎を修得します。
以下のカリキュラムを一気通貫で学習する内容です。
- HTML/CSS
- JavaScript
- PHP
- MySQL
後半2か月は専属のエンジニアが付いて、コードのレビューを受けながら開発を実施。
Git等の現場で使うツールを学び、実際の開発現場と同じような経験を積むことができます。
比較的安価な料金で、プログラミングスキルを向上しつつ、専属のキャリアアドバイザーから応募書類の添削や面接対策など就職支援も受けられるのが魅力ですよ。
- 現役のエンジニアから指導してもらいたい人
- 専属のエンジニアを交えたチーム開発を経験したい人
- 完全オンラインで、朝から晩まで自由な時間帯にレッスンを受けたい人
DMM WEBCAMP


DMM WEBCAMPは、東京と大阪に4か所の教室があり、オンラインとオフラインでプログラミングを勉強できます。
未経験者でも転職成功率が95%と非常に高く、転職できない場合は全額返金保証があるという神サービス。
中でも、「専門技術講座」は、経済産業省から「第四次産業革命スキル取得講座」に認定され、厚生労働省の「専門実践教育訓練給付金」の対象にもなっています。
専門技術講座は、WEBプログラミングの基礎に加えて、AIとクラウドを学べる充実の内容になっているので、要チェックです。
- 転職できない場合のリスクを回避したい人(転職保証あり)
- どうしてもエンジニアとして働きたいという人
- 専門実践教育訓練給付金の受給対象者に該当する人
TECH::CAMPエンジニア転職


TECH::CAMPエンジニア転職は、全国7か所の教室が使い放題。
教室に通って自習することが基本の学習スタイルとなりますが、オンラインでテキストを勉強することも可能。
学習計画を立ててくれるライフコーチもいるので、挫折せず学習が継続しやすい環境が整っています。
他のスクールと比べると入会金が高いのがデメリットですが、転職できなければ返金される保証もあります。
オンライン勉強よりも教室で勉強するほうがモチベーションが上がる人にとっては、TECH::CAMPエンジニア転職が合っているかもしれません。
また、返金保証の年齢制限がないので、30歳以上の未経験者でどうしてもエンジニアとして働きたい人はTECH::CAMPエンジニア転職がおすすめです。
- 教室で受講生と情報交換しながらエンジニアを目指したい人
- 短期間でのエンジニア転職を目指す人
- 30歳以上の未経験者でどうしてもエンジニアとして働きたい人
プログラミングスクールの選び方とおすすめ|まとめ
本記事では、プログラミングスクールの選び方とおすすめのスクールをまとめました。
後悔しないプログラミングスクールの選び方で、注意すべきポイントは以下の6点。
プログラミングスキルの習得に必要なのは最低でも2か月。
その間、自分の目的やスキルレベルに合っていないスクールに通うと、勉強もはかどらないし高額な受講費も無駄になってしまいます。
後悔しないためにも、今一度自分がプログラミングを勉強する”理由”を見つめなおし、自分にあったスクール選びをしてくださいね。